
2026.02.24
翌シーズンに動かないを防ぐ!農閑期に済ませたい農機具メンテナンス
「久しぶりに農機具を使おうとしたらエンジンがかからない」「作業初日に故障が見つかり、予定が大きく狂ってしまった」
このようなトラブルは、決して珍しいものではありません。そして、その多くの原因は農閑期のメンテナンス不足にあります。
農機具は使用していない期間こそ、サビや劣化が進みやすく、適切な点検や整備を怠ると翌シーズンに思わぬ故障を引き起こします。農閑期は、農作業が落ち着く貴重な時期であり、農機具の寿命を延ばし、修理費用を抑えるための最適なタイミングです。
本記事では、農閑期に必ず行っておきたい農機具メンテナンスについて、農機具の種類別に具体的なポイントを詳しく解説します。
農閑期のメンテナンスが重要な理由
使わない期間に起こりやすいトラブル
農機具は動かしていない間にも確実に劣化します。特に多いのが以下のようなトラブルです。
- 金属部分のサビ・腐食
- エンジンオイルや燃料の劣化
- バッテリー上がり
- ゴムホースやベルト類の硬化・ひび割れ
- 可動部の固着や動作不良
これらは、使用中ではなく保管中に進行するケースが多いため、農閑期の管理が非常に重要になります。
農閑期に整備するメリット
農閑期に点検・整備を行うことで、翌シーズンの故障リスクを大きく減らすことができます。また、農機具の状態を良好に保つことで寿命が延び、結果的に修理や買い替えのコスト削減にもつながります。将来的に中古農機具として売却や買取査定を行う場合も、メンテナンス履歴がある農機具は高く評価されやすくなります。
農閑期メンテナンスの基本チェック項目(全農機具共通)
清掃・洗浄
まず最初に行うべきは、農機具全体の清掃です。泥、土、ワラ、草などを丁寧に落とし、汚れを残さないようにします。汚れを放置すると水分を含み、サビや腐食の原因になります。
オイル・油脂類の確認
エンジンオイルやミッションオイルは、劣化したまま放置すると内部部品を傷める原因になります。必要に応じて交換し、グリスアップも忘れずに行いましょう。
バッテリー点検
バッテリーは農閑期に最もトラブルが起きやすい部品の一つです。端子の清掃を行い、可能であれば取り外して屋内保管するとバッテリー上がりを防げます。
保管環境の見直し
屋外保管の場合は、雨や雪、直射日光を避ける工夫が必要です。可能であれば屋内保管し、難しい場合でも専用カバーを使用することで劣化を抑えられます。
トラクターの農閑期メンテナンスポイント
トラクターは使用頻度が高く、構造も複雑なため、農閑期の点検が特に重要です。
エンジン・燃料系
燃料タンク内の水分やゴミを確認し、フューエルフィルターの状態も点検します。燃料を入れたまま長期保管する場合は、劣化防止剤の使用も有効です。
駆動・足回り
クラッチやブレーキの遊びを確認し、タイヤの空気圧やひび割れもチェックします。足回りの劣化は安全性にも直結します。
油圧・作業機接続部
油圧ホースからのオイル漏れや劣化を確認し、ロータリーなどのアタッチメント部分も清掃・注油しておきましょう。
コンバインの農閑期メンテナンスポイント
刈取部・脱穀部
コンバインはワラや籾が内部に残りやすいため、徹底した清掃が不可欠です。詰まりやすい部分を中心に、エアブローなどで細部まできれいにします。
チェーン・ベルト類
チェーンやベルトはサビや劣化が進みやすい部品です。張り具合を確認し、注油しておくことで寿命を延ばせます。
クローラー・足回り
クローラー部分に付着した泥を落とし、亀裂や摩耗がないかを確認します。
田植機の農閑期メンテナンスポイント
植付部
植付爪や周辺部品は土や肥料が付着しやすいため、洗浄後に摩耗具合を確認します。
苗送り・駆動部
可動部に注油し、スムーズに動作するか確認します。引っかかりや異音がある場合は早めに整備しましょう。
エンジン・燃料管理
燃料の劣化を防ぐため、空にするか満タン保管かを決め、適切に管理します。
耕運機・管理機の農閑期メンテナンスポイント
爪・刃物類
耕運爪や刃物は摩耗や欠けがないか確認し、必要であれば交換を検討します。サビ防止処理も重要です。
ミッション・駆動系
オイル量を確認し、異音や振動がないかチェックします。
小型機特有の注意点
耕運機や管理機は軽量なため、保管中の転倒や歪みに注意が必要です。屋内で安定した場所に保管しましょう。
乾燥機・籾すり機の農閑期メンテナンスポイント
内部清掃
内部に残った籾や粉塵を完全に除去します。放置するとカビや害虫の原因になります。
ファン・モーター部
回転に異常がないか確認し、異音や振動があれば早めに点検・修理を行います。
農閑期メンテナンスで「買い替え・売却」を検討する判断基準
農閑期の点検で、修理費用が高額になりそうな場合や、使用年数・稼働時間が長い農機具については、買い替えや売却を検討するのも一つの選択肢です。動作する状態で査定を受けられる農閑期は、買取業者に相談しやすい時期でもあります。
まとめ|農閑期のひと手間が翌シーズンを左右する
農機具は「使っていない時期」の管理が、翌シーズンの作業効率や安全性を大きく左右します。農閑期にしっかりとメンテナンスを行うことで、故障を防ぎ、農機具の寿命を延ばし、無駄な修理費用を抑えることができます。
次の作業シーズンを安心して迎えるためにも、今こそ農閑期メンテナンスに取り組みましょう。必要に応じて点検・整備・買取査定を活用することが、賢い農機具管理につながります。
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